ロードサイドの 「リンダ」

学生時代、家具屋の配送助手のバイトを半年くらいしてた。

1980年の秋から冬だった。

しだいに夜が長くなっていく季節で、朝6時に起きて自転車で国道を走って倉庫へ出勤した。

まだ暗い時刻、今みたいにコンビニなんてなくて、24時間営業のゲームセンターに寄った。

自販機で熱いインスタントコーヒーか、小腹が空いてたらカップヌードルを食べた。

そのゲーセンには旧式のジュークボックスがあった。

(ゲーセンも今のような電子ゲームではなくピンボールマシーンやUFOが主だった)

毎朝、決まって効いたのはアン・ルイスの「リンダ」だった。

50年代ポップスのような「リンダ」は薄暗いロードサイドの景色に不思議とよく似合った。